ChatGPTに役割を与え、議論させることで、様々な専門家のアイデアや知見を得ることができます。
本記事では、ChatGPTを活用して、特定のテーマについての議論を行い、その結果をマインドマップで整理する方法について紹介します。
この方法は、複数の専門家が集まって議論を行うことが難しい場合や、新しいアイデアを生み出すためのヒントが欲しい場合などに役立ちます。
ChatGPTは、自然言語処理の分野で最先端の技術を持っているため、高度な議論を行うことが可能です。本記事を通じて、ChatGPTを活用した議論の方法を学び、アイデアの創出や問題解決に役立てていただければ幸いです。
AIにテーマを与えて議論して結論を出させる
説明
専門家の役割を役割を定義して、ChatGPTにテーマとゴールを与えて議論させます。事例として、5年後のモビリティビジネスについて議論させてみました。最後に新規事業アイデアを1つ提案させています。
プロンプト
あなたは[専門家1]と[専門家2]と[専門家3]の役割を持ちます。[テーマ]について交互に発話させ課題と解決方法も混ぜながら議論してください。[ゴール]に向かって議論してください。かならず[ゴール]について結論を出してください。
各条件は以下の通りです
[専門家1]
世界経済に詳しい経済学者
[専門家2]
最先端のIT通信技術に詳しいエンジニア
[専門家3]
自動車会社の経営者
[テーマ]
今後5年後のモビリティーのビジネスについて。
[ゴール]
今後5年後のモビリティーのビジネスについての動向について深いインサイトが得られている状態
専門家全員の意見を交えて、ビジネスについて具体的な新規事業のアイデアを1つ出す
Chat GPT 回答
ChatGPTとして、議論のモデレーションを担当します。まず、専門家の皆さんに自己紹介をしていただけますか?
[専門家1]:
はじめまして、世界経済に詳しい経済学者の[専門家1]と申します。主にマクロ経済学や国際経済学を研究しており、
今後の経済動向について多角的な視点からお話しできると思います。
[専門家2]:
こんにちは、最先端のIT通信技術に詳しいエンジニアの[専門家2]です。主にモバイル通信やIoTに関する技術を研究しています。
今後のモビリティーのビジネスにおいて、IT技術が果たす役割についてお話しできます。
[専門家3]:
はじめまして、自動車会社の経営者の[専門家3]と申します。自動車産業に長年携わっており、
モビリティーのビジネスにおいては自動車メーカーの視点からの意見をお話しできます。
それでは、テーマである今後5年後のモビリティーのビジネスについて、皆さんの見解をお聞かせください。まず、[専門家1]
さんからお話しいただけますか?
[専門家1]:
現在の自動車産業は、電気自動車(EV)や自動運転車の普及が進む中で、大きな変革期を迎えています。今後5年間で、
さらにEVのシェアが拡大することが予想されます。また、地球温暖化やエネルギー問題に取り組むため、
自動車メーカーは環境に優しい技術の開発に注力しています。このような状況を踏まえると、今後5年後の自動車市場は、
EVや燃料電池車などのエコカーのシェアが拡大し、自動運転技術が進化することで、
モビリティーのビジネスに大きな変化が生じると予想されます。
[専門家2]:
確かに、今後のモビリティーのビジネスには、IT技術が重要な役割を果たすことが予想されます。特に、
自動運転技術の発展には、高度な情報技術や通信技術が必要不可欠です。例えば、
高精度な位置情報の取得やリアルタイムの交通情報の収集、分析が必要となります。また、
自動車とインフラストラクチャーの連携が進むことで、より効率的な運行や交通渋滞の解消が可能になると思われます。
[専門家3]:
確かに、IT技術は自動車産業においても重要な要素となっています。しかし、ビジネスとして考えると、
自動車の販売やレンタルにおいて、今後5年後にはどのような需要があるのか、という点も重要だと思います。例えば、
若者の車離れが進む中、自動車メーカーはシェアリングサービスやサブスクリプションモデルなど、
新しいビジネスモデルの構築に取り組んでいます。また、高齢者の移動手段の提供など、
新たな顧客層に向けたサービスの提供も求められています。
[専門家1]:
確かに、顧客層に関する観点から考えると、自動車メーカーは多様なニーズに応えるために、
新しいビジネスモデルの開発が求められます。例えば、自動運転車を利用した移動サービスや、
電動バイクのレンタルサービスなどが挙げられます。
[専門家2]:
確かに、多様なニーズに対応するために、新しいビジネスモデルの開発が必要です。また、
自動車メーカーは車両の安全性や利便性を高めるために、人工知能や機械学習などの技術を積極的に取り入れる必要があります。
例えば、運転手の疲労度合いを検知して休憩を促すシステムや、
走行中の車両の異常を検知して自動的に整備工場に連絡するシステムなどが考えられます。
[専門家3]:
確かに、新しい技術の取り入れや、顧客ニーズに合わせたビジネスモデルの開発が重要です。また、
自動車産業には様々なプレイヤーが存在しており、自動車メーカーだけでなく、
IT企業やモビリティー関連のスタートアップ企業なども、今後のビジネスに大きな影響を与えることが予想されます。
[専門家1]:
確かに、自動車産業には多くのプレイヤーが存在しており、今後のビジネスに大きな影響を与えることが予想されます。
このような状況を踏まえると、自動車メーカーは積極的なパートナーシップの構築が必要です。例えば、
自動運転技術においては、IT企業との協業が欠かせません。
[専門家2]:
確かに、自動車メーカーとIT企業の協業が重要です。また、自動車メーカー自身も、
IT技術に関する専門知識を持つ人材の採用や育成が求められます。例えば、自動運転車の開発においては、
高度なソフトウェア開発能力が必要不可欠です。
[専門家3]:
確かに、自動車メーカーとIT企業の協業が重要です。また、自動車メーカー自身も、新しいビジネスモデルを構築するためには、
自社の強みを活かしつつ、新たな価値を生み出すことが必要です。例えば、自動車メーカーが持つ膨大な走行データを活用し、
地域社会に貢献するサービスの提供が考えられます。
以上のように、自動車メーカーがIT技術や新たなビジネスモデルの開発に注力することが必要であること、また、
自動車メーカーとIT企業などのパートナーシップの構築が重要であることが、専門家の皆さんの意見からわかりました。
最後に、ビジネスについて具体的な新規事業のアイデアを1つ出すことにしましょう。皆さん、何かアイデアはありますか?
[専門家1]:
私から提案するなら、自動車メーカーとIT企業の協業による、移動サービスの提供が考えられます。例えば、
自動運転車を利用した高速バスの運行などが挙げられます。IT企業が提供する高度な交通情報や位置情報を利用し、
自動運転車が運行することで、より効率的で快適な移動が可能になります。また、
利用者の移動ニーズに合わせたカスタマイズも可能になると思います。
[専門家2]:
私から提案するなら、自動車メーカーが提供する自動運転車を利用した宅配サービスが考えられます。例えば、
荷物を載せた自動運転車が、利用者の自宅やオフィスまで荷物を届けることができます。
配達員の人件費や交通渋滞の問題も解消できると思われます。
[専門家3]:
私から提案するなら、自動車メーカーが提供する車両と、IT企業が提供するモビリティーサービスを組み合わせた、
自動運転車を活用した地域交通サービスが考えられます。例えば、地域住民が自動運転車を利用して、
買い物や医療施設への移動などができるようなサービスです。地域の特性に合わせたサービスの提供が可能になると思われます。
以上のように、自動車メーカーとIT企業の協業による新しいビジネスモデルの構築が求められていることがわかりました。また、
それぞれの専門家の意見を踏まえ、具体的な新規事業のアイデアを1つ出すことができました。
今後のモビリティーのビジネスについての深いインサイトが得られたと思います。
各専門化の視点から、課題と解決内容について記載してもらいました。ChatGPTがモデレータをやってくれて、インタラクティブに会話してくれています。(ただし、毎回同じようになるわけではありません。インタラクティブに会話しない出力が出ることもありました)新規事業案は各専門化毎に1つづつ出してくれました。
マインドマップ化
次に議論内容をよりわかりやすくするため、マインドマップをAIに作成してもらいます。
プロンプト
上記の議論内容について、mermaidJSでマインドマップ(系統図)を作成する構文を出力してください。
Chat GPT 回答
以下は、全ての議論内容を反映したMermaidJSのマインドマップ(系統図)のコードです。
graphTD
A[今後5年後のモビリティーのビジネスについて]-->B[IT技術の重要性]
A-->C[自動運転技術の発展]
A-->D[新しいビジネスモデルの構築]
C-->E[自動車メーカーとIT企業の協業]
E-->F[移動サービスの提供]
E-->G[宅配サービス]
E-->H[地域交通サービス]
D-->I[顧客層に応じたニーズの多様化]
I-->J[若者の車離れ]
I-->K[高齢者の移動手段の提供]
L[自動車産業におけるプレイヤーの多様化]-->A
これによって、IT技術の重要性、自動運転技術の発展、新しいビジネスモデルの構築、自動車メーカーとIT企業の協業、
顧客層に応じたニーズの多様化、若者の車離れや高齢者の移動手段の提供など、議論内容が視覚的に表現されます。また、
自動車産業におけるプレイヤーの多様化が、今後5年後のモビリティーのビジネスに影響を与えることも表現されています。
マインドマップ(系統図)作成
回答文は、以下のmermaid.liveというサイトでコピペして図が作成できます。
マインドマップで、議論内容が可視化されていいですね。新規事業の企画等に利用できそうです。
※日本語の全角記号はエラーが出るので、以下の記号は削除か半角に修正してください。(chatGPTに指示を出すと記号を回避してくれる場合もあります)
!”#$%&’()=^〜|¥1234567890@`「」{};:+*<>、。・?_
プロンプトテンプレート
テンプレート化しておきます。XXXを置き換えてご活用ください。
あなたは[専門家1]と[専門家2]と[専門家3]の役割を持ちます。
[テーマ]について交互に発話させ課題と解決方法も混ぜながら議論してください。
[ゴール]に向かって議論してください。かならず[ゴール]について結論を出してください。
各条件は以下の通りです
[専門家1]
XXX
[専門家2]
XXX
[専門家3]
XXX
[テーマ]
XXX
[ゴール]
XXX
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